東日本大震災後のモビリティとエネルギー~なぜ今、クリーンディーゼルなのか?その課題と提言 vol.2

シンポジウムの後半はパネルディスカッションが行われました。パネリストの皆さんのコメント要旨をご紹介します。

クリーンディーゼル普及促進協議会設立記念シンポジウム
柏木孝夫 東工大大学院教授 コメント要旨

今、中国とインドの人口あわせて24億人、これは世界の1/3程度に相当する。
この膨大な数の人達が一気に車を使用することになると石油危機のような状態になる可能性がある。国境を越えてエネルギーセキュリティを担保することが重要、車両では燃費向上は必須といえる。燃費向上の観点からするとディーゼルの優位性はゆるがない。
燃費向上でセキュリティを向上させると同時に、エネルギー源を車両でどう変えていくかがこれからのテーマになる。
今は電化が比較的注目されつつあるが、バッテリーの寿命や高コスト化を考えると簡単に普及するものでもない。
燃料源の多様化の必要性の中では、ディーゼルエンジンは様々な燃料に対応できる、極めて汎用性に富んだクリーンなエンジンだと言っても過言ではない。効率良く化石以外の燃料で動く可能性を持つディーゼルは、大きなプライオリティを持っていると思う。
また藻類によるバイオマス燃料の製造、例えば沿岸部の震災被災地からの海洋バイオマスからの燃料製造などを考えることもできる。海洋バイオマスは陸上のバイオマスに比べて固定化のスピードが10倍程度早い。
資源作物を被災地の水産業、藻類を上手に利用してバイオ燃料の製造をすることで、1次産業が新エネルギー産業創生につながるのではないか。
エタノールは発酵・醸造して生成するため、食糧とのバッティングが避けられない。一方、バイオディーゼルの原料は、資源作物としても効果的で且つ残渣的なものからもできることと考えると食糧とのバッティングがかなり避けられる。こういうメリットを有しているのではないかと考える。今まさにエネルギー源の多様化、車両の多様化 電化と化石をベースにした化石以外との混合によって世界の中でエネルギーセキュリティを担保しながら、全ての人達が快適な暮らしができるようになるかを運輸面でも考えていく必要がある。移動手段の電化やガソリン車両と同様にディーゼル車の出番が近い将来くるだろう。
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