2019年3月27日 (水)

クリーンディーゼルエンジン搭載の「A 200 d」を発表


メルセデス・ベンツは、スポーツコンパクト新型Aクラスに、新しい直列4 気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654q」を搭載した「A 200 d」を追加、予約注文の受付を開始した。

今回追加する「A 200 d」は、メルセデス・ベンツのコンパクトモデル群にとって初めてのクリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルとなる。CクラスやEクラスで実績のある直列4 気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654」をベースに横置きに対応したエンジンで、従来の排出ガス処理システムに加え、アンモニアスリップ触媒(ASC)を備えるSCR 触媒を増設。その結果、欧州で2020 年から施行予定の、EURO6d 規制や、ステージ2RDE(実路走行試験)規制に前もって適合する環境性能が確認されている。*1

*1: 欧州仕様車での試験結果

「A 200 d」に搭載される「OM654q」は、最高出力150PS(110kW)、最大トルク320N・mと、コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立させている。

シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、全長をコンパクトにまとめたシリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製となっている一方、ピストンはスチール製としている。この熱膨張率の異なる素材を採用することで40%以上摩擦を低減している。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE®摩擦低減加工を施している。

ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしている。

ピエゾインジェクターを使用した、コモンレールダイレクトインジェクションシステムは最大圧力2,050bar。また、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を搭載、燃焼の最適化を図り、後処理を行う前の段階で窒素酸化物を低減することを可能とした。

排出ガスの浄化システムはエンジンに近接し搭載されたことで、排出ガスの温度低下による浄化効率の低下を防ぐ。ターボチャージャーから出た排出ガスは、まず酸化触媒へ送られた後、AdBlue®が添加される。下流のsDPF(DPF with SCR Coating : 選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)で粒子状物質の捕集と窒素酸化物の低減を行った後、SCR触媒でさらに窒素酸化物の処理を行う。

その後、新しく追加されたSCR触媒でさらに窒素酸化物の低減を行うと同時に、余剰のアンモニアを処理するアンモニアスリップ触媒(ASC)を備えることで、排気温度が低い場合や、運転状況が急激に変化した場合にもアンモニアが外気中に放出されることを防ぐことが可能とした。その結果、常に十分な量のAdBlue®を噴霧することが可能となり、窒素酸化物の処理能力を高めることに成功しており、日本市場で販売される乗用車では他に類を見ない排出ガス処理システムとなっている。

また、組み合わされるトランスミッションは新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」となり、様々な状況で最適なギアを選択することで、環境性能や動力性能に貢献する。

モデル エンジン メーカー希望小売価格
(消費税含む)
A 200 d 2.0L、直 4
直噴ディーゼルターボ
¥3,990,000
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