2018年9月20日 (木)

直列6気筒クリーンディーゼルエンジン搭載「S 400 d」を発表


メルセデス・ベンツは最高級セダン「S クラス」に、新型直列6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載した「S 400 d」、「S 400 d 4MATIC」と、全長を13センチ長くして後席の空間を広げた「S 400 d ロング」、「S 400 d 4MATIC ロング」の4モデルを追加した。

Sクラスは、2017年に「Mercedes me connect」や新開発のパワートレインを初導入するなどのモデルチェンジを行っている。今回追加する4モデルは、コンパクトな新型直列6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載。高い効率性だけでなく、欧州において導入されているRDE(Real Driving Emission、実路走行試験)規制に適合*1 するなど、高い環境性能も併せ持つモデルとなっている。

*1: 欧州仕様車での試験結果

新型直列6気筒クリーンディーゼルエンジン 「OM656」

「S 400 d」各モデルに搭載される「OM656」は「S 450」などに搭載される直列6気筒エンジン「M256」などと基本設計を共有する、モジュラーコンセプトを採用。
最高出力340馬力(250kW)、最大トルク700N・mと、メルセデス・ベンツ乗用車の中で最高の出力を誇る最新のクリーンディーゼルエンジンで、効率性や環境性能の追求に加え、低振動で高い静粛性を持ちながらスムーズな加速を実現している。

シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、全長をコンパクトにまとめたことで、様々なモデルに搭載することを可能にした直列6気筒クリーンディーゼルエンジンで、シリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製、ピストンはスチール製となる。この熱膨張率の異なる素材を採用することで40%以上摩擦を低減している。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE®摩擦低減加工を施している。

ターボは2ステージターボチャージャーを使用し、小さいタービンにはさらに可変タービンジオメトリーを採用、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしている。

ピエゾインジェクターを使用した、コモンレールダイレクトインジェクションシステムは最大圧力2,500bar。また、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を搭載しており、燃焼の最適化を図り、後処理を行う前の段階でNOxを低減することが可能になった。

また、排気側にのみ可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用しており、冷間時の吸気工程中に排気の一部を燃焼室に戻すことが可能になった。これにより、燃焼室内の温度を上昇させることで、排出ガス浄化システムを効率的な温度まで早期に暖め、排出ガスの浄化に寄与することができる。

排出ガスの浄化システムはエンジンに近接し搭載されたことで、排出ガスの温度低下による浄化効率の低下を防ぐ。ターボチャージャーから出た排出ガスは、まず酸化触媒へ送られた後、AdBlue®が添加される。下流のsDPF(DPF withSCR Coating : 選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)で粒子状物質の捕集と窒素酸化物の低減を行った後、最終的にSCR触媒でさらに窒素酸化物の処理を行う。

モデル エンジン メーカー希望小売価格
S 400 d 3.0L 直噴ディーゼルターボ 11,160,000円
S 400 d 4MATIC 11,160,000円
S 400 d ロング 14,610,000円
S 400 d 4MATIC ロング 15,050,000円
«前へ
フォルクスワーゲン「Golf Touran TDI」の発売を開始
  次へ»
メルセデス・ベンツ、新型「CLS」を発表

Mercedes Benz

mazda

BOSCH

株式会社デンソー

全国ディーゼルポンプ連盟振興会連合会

三菱自動車工業株式会社

Peugeot

citroen

DS automobiles