2011年7月 7日 (木)

クリーンディーゼル普及促進協議会設立記念シンポジウム Vol.4


協賛企業プレゼンテーション

 メルセデス・ベンツの考える、日本でのクリーンディーゼルエンジン普及の可能性と、将来のモビリティシナリオについて、特にCO2削減のソリューションとしてメルセデス・ベンツが提唱するBLUETECについて詳しくご説明頂きました。

メルセデス・ベンツが描く将来のロードマップは次の3つとなる。

  • 内燃機関エンジンの効率最大化
  • 効率向上のためのハイブリッド化
  • 燃料電池やバッテリードライブによるゼロエミッション化
メルセデス・ベンツのディーゼルについて

 メルセデス・ベンツは、世界で最も優れた技術を誇っている。その中でも2010年導入したEクラス・MクラスのBLUETECはガソリンエンジン並みの排ガスレベルまでエミッションをクリーンにしたディーゼルエンジンである。
日本のポスト新長期規制をクリアした初めてのAT乗用車・輸入車として展開している。METIの次世代自動車戦略2010に掲げられている通り、クリーンディーゼル車はエコカーの一員であり、メルセデス・ベンツではHVと並ぶもうひとつの解答、というコミュニケーションを行っている。
BLUETECは商用車の世界では既に技術が確立しており、メルセデス・ベンツでは既に20万台以上のBLUETEC商用車を全世界で販売している。乗用車のBLUETECも2009年秋以降、全米50州でBIN5・ULEV認証を取得して、全米で唯一発売できるディーゼル乗用車として展開している。2010年には日本のポスト新長期規制もクリアしている。
図:これは日米欧の排出ガスの規制値だが、このように日本のポスト新長期規制は、アメリカと並び世界で最も厳しい規制となっている。これに2012年のユーロ6が加わると日米欧の3極で最終的な規制値がほぼ同じレベルとなる。
しかしながら試験サイクルや試験モードの違いから、エンジンマネジメントをこの3地域向けに改良する必要があるのが現状である。我々にとって日本市場でディーゼルで戦う事の難しさというのは、ここに表れている。

震災支援について

 今回の東日本大震災への支援活動の一環で、ダイムラーAG本社とメルセデス・ベンツ日本とで欧州の現行排出ガス規制に適合するディーゼルモデルの輸入登録許可を得て、ゼトロス、ウニモグという4WDのトラックやGクラスなどをドイツ本国から合計20台輸入して被災地での復興支援活動に協力している。残念なのが日本の排ガス規制に適合していないために、復興支援活動終了後、登録を抹消して本国に返却するなどという特別な対応が必要となっている。こういったモデルに限らず、日本独自の排出ガス規制が輸入の妨げになっているのは事実であり、世界の基準調和が図られずに環境にも経済復興にも有益な車両の使用に制限がかかっているという現実は非常に残念なことである。今後各国の排出ガス規制値をクリアしていくには、自動車メーカーとして技術開発・資金負担の負荷も大きく、日米欧での規制値の調和や統一化をぜひ進めて頂き、無駄の削減、結果的にはクリーンディーゼル車の普及につながることを願っている。

協賛企業プレゼンテーション-メルセデス・ベンツ日本株式会社-
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