2011年6月15日 (水)

人とくるまのテクノロジー展(主催:公益社団法人自動車技術会) クリーンディーゼル関連展示レポート Vol.02


 「人とくるまのテクノロジー展2011」は、毎年多くの自動車関連企業が、事故軽減などの安全性能・環境対応性能・燃費性能などに関する最新技術を紹介している展示会です。今年は5月18~20日に開催され、特にこれからの環境負荷低減に関する様々な技術展示が出展されていました。ここではクリーンディーゼルに関連した各社の展示物をご紹介します。

日野自動車

日野プロフィア用 ディーゼルエンジン

日野プロフィア用 ディーゼルエンジン「E13C」
 E13CエンジンはNOx、PMのさらなる低減を追求するだけでなく、CO2の排出を抑えるために低燃費化も促進して、エンジン単体での低公害・低燃費・高性能を追求しています。新たにマニュアルシフト専用のエンジンを追加し、スペックと燃費特性を最適化することで平成27年度燃費基準を達成しました。 展示の新型ディーゼルエンジンは、クーラーの大型化や大口径EGRバブルなどの採用によってEGRシステムを強化すると同時に、燃料噴射圧力の高圧化(従来の1600気圧から2000気圧へ高圧化)、新型燃焼室の採用などによりNOxの低減と低燃費を両立するエンジンとなっています。

日野プロフィア用 排出ガス浄化システム

日野プロフィア用 排出ガス浄化システム「DPR+尿素SCR」
 DPR-クリーナーはPM捕集率95%を実現する高耐熱セラミックフィルターとATC(After Turbo Catalyst)によって、排気温の低い状態でも安定したPM再生性能を発揮します。また最新の自動再生制御でメンテナンス性を大幅に向上させています。さらにNOxを無害な水と窒素に分解する尿素水を用いた尿素SCRシステムを、DPR-クリーナーと組み合わせて効率の高いNOx、PMの低減を実現しました。 エンジン内でNOx排出量を最小限に抑えて尿素噴射量を最適に制御するので尿素水の使用量を極めて少なくすることができ、ランニングコスト削減に貢献。28リットルで約6000km(東京~福岡間を2.5往復可能)の走行が可能という説明がされていました。

小型トラック用 新型ハイブリッドシステム

小型トラック用 新型ハイブリッドシステム
 このHEVシステムは、ディーゼルエンジンとモーターの間にクラッチを設置しており、エンジンの動作とモーターの動作を分離できる仕組みとなっています。モーターだけで走行する「EV走行」や、ブレーキ時の摩擦エネルギーを電力に変換して電池に貯める「回生ブレーキ」の効率化を大幅に図ることができるものになっています。また、走行パターンを学習して、アシストするボリュームを最適化するシステム制御も開発されています。このハイブリッドシステムは2011年夏に発表する小型商用車に搭載される予定です。

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